◆雷サージの被害
雷サージにより壊れる機器は、半導体集積回路を用いている様な複雑な機器に集中しています。電気ストーブやドライヤー等、電気→熱、電気→動力等、単純に変換をかけている機器では殆ど起こりません。これは半導体集積回路が過電圧、過電流に大変弱い事に端を発しています。
また、雷サージのために機器破壊が起こる事例の殆どは通信系(電話線)に集中しているといえます。
◆今なぜ被害を受けやすくなったか?
★1つは上の話でもご推察できる通り、IC等の集積回路を使った家電機器が増えてきた事、冷蔵庫でも、洗濯機でも、エアコン、アイロンなどまでも集積回路が使われています。昔の機器は過電流にたくましかったわけです。
★もう1つは、従来は強い電気の入口は電灯線だけだった(電話は微電流の入口、アナログ電話は雷サージに強かった,対策をしてある)。
★電灯線は家に入ってすぐの所に電気の関所があり、過電流が流れるとヒューズが飛ぶしかけ(今の人はブレーカーが落ちるといわなきゃ分からないかな)で、家の中には入ってこない仕掛けで保護している。IC化された家電が増える前までの家電機器はこれでほぼ守られていたわけです。(ほぼと言うのはヒューズが溶ける前に強力な電流が流れこむとだめな場合もあります...)
★ところが最近は事情が変わった。電話線の使われ方が変わった、音声以外にFAXやADSL等といったデーター通信にも使われるようになり、インターネットの常時接続だなどといって電話とパソコン(間にモデムだルーターだとかハイテク機器もかまされるが)がつながるようになった。
あるいはCATV(ケーブルテレビ)の線も家庭に引き込まれ、テレビやパソコンがつながるようになった。
つまり電話線やCATV線から入ってくる雷サージ(異常過電圧・電流)には無防備なわけです。(CATVの線は電話線とは違うので何か別の保護装置を入れているかもしれません)
近所に落雷した時、今までは電灯線からだけ入ってきてたのが(そちらは一応防いでいた)、無防備の電話線やCATVからも異常電流が入ってくるようになったから、被害が増えだしたのです。
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