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前回、子宮筋腫についてお話しましたが、今回は胸の病気について。おへそから下の痛みに関する疑問ばかりでなく、年齢とともに胸の痛みに関する疑問や不安は多いものですよね。胸の大きさや硬さは生理のリズムで変化するものですが、その中でも「もしかして乳がん?」と心配しがちな悩みを今回は取り上げてみたいと思います。
●乳腺症 生理の一週間くらい前から乳房が痛く、乳房に硬いしこりがあって「乳がんかしら?」と心配している方がいらっしゃるのでは?・・・それはもしかしたら乳腺症かもしれません。 乳腺症は、生理の一週間前あたりから、乳房のしこり、張り、痛みを感じます。乳房が硬くなることもありますが、生理が始まるとやがて戻ります。 これはホルモンの作用で乳腺細胞がふくらんだり、しぼんだりするせいなのです。これを何年も繰り返すうちに、硬い部分ができて、しこりを感じるようになります。ホルモンに影響されるので症状もそのときによって変わります。 乳房は、生理のリズムで大きくなったり、重くなったり、とても変化するものなのです。生理前はホルモンの影響で乳腺が張って、しこりができたり、かたまりを感じることがあるんですよ。定期的な変化なら乳腺症なのであまり心配しなくてよいのですが、乳腺症の人には乳がんが発生する確率が高くなるというデータもあります。しこりを感じなくても乳がんを発症しているケースもあるので、30歳以上になったら、一度徹底的に調べてもらうことをオススメします! ■■乳腺症の治療方法■■ 問診で基礎体温の変化との関係を確認しながら、触診でしこりの状況を診ます。もしも乳がんが疑われる場合はレントゲンやCTスキャン、専門機器で画像診断することもあります。 生理的な変化なので特に治療は行いません。症状がどうしても気になる場合は男性ホルモン剤を投与することもあるそうです。 ●乳腺炎 乳房が赤く腫れあがって痛い!・・・それは乳腺炎かもしれません。 乳腺炎は、おっぱいが腫れて、強い痛みを感じます。乳腺炎には、乳腺にお乳がたまって起きる「うっ滞性乳腺炎」と、乳首に傷がついて細菌が入り込んで炎症をおこす「急性化膿性乳腺炎」があります。後者の場合は寒気や発熱が特徴で、授乳中以外でも起こります。また授乳中はうっ滞乳性炎から引き続いて急性化膿性乳腺炎が起きやすくなるそうです。 乳性炎は授乳中にかかるケースがほとんどのようです。授乳の前には手とおっぱいをよく消毒しておくことです。またブラジャーとパットを清潔にしておくと予防にもなります。授乳中は、搾乳器などを使って残乳を完全にしぼってから、清潔なガーゼに冷水を含ませておっぱいを冷やしましょう。ただし赤く腫れあがって痛いだけでなく、寒気がしたり、熱が出たら、乳首の小さな傷口から細菌が入って乳腺炎を起こしている可能性があるので、こういった場合は一度授乳をストップしたほうがいいです。 ■■乳腺炎の治療方法■■ 視診と触診で炎症の程度を診察します。うっ滞乳腺炎の場合は、乳汁を出しきることが一番です。おっぱいを温めてマッサージをして乳管を開き、お乳の出をよくします。急性化膿性乳腺炎の場合は、軽症なら抗生物質や消炎剤を飲みながらおっぱいを冷やして痛みを抑えます。 ●乳首のアトピー性皮膚炎 もともとアトピー体質の人はもちろん、そうでない人も乳首は刺激に弱く傷ができやすい場所なので、部分的アトピー皮膚炎のような症状を起こす場合があるそうです。ひどくなると傷口から炎症を起こして膿む乳腺炎にもなりかねないので注意してください。 近頃はアトピー体質のために、乳首のかゆみを訴える人が多くなっているそうです。バストメイクが流行しているので、おっぱいを寄せて上げる硬い素材のブラジャーをつけることで、乳首を刺激してしまい、炎症を起こしているケースが少なくないようです。炎症を起こすと、寝ている間にかいてしまい、傷がついて、傷口がブラジャーにあたることでさらにかゆくなるという悪循環に陥ってしまいます。乳首がかゆいと感じたら、肌にやさしい綿素材で締め付けすぎないブラジャーにかえることをオススメします。 ■■乳首のアトピー性皮膚炎の治療方法■■ 問診でアトピー体質かどうか確認したり、ブラジャーの素材を聞き、視診で傷口を確認します。炎症が気になる場合は、ステロイド剤を含んだ軟膏を塗ってかゆみをおさえます。 今までは、乳がんというと「おっぱいが取られる」「死亡率が高い・・・」というイメージがありますが、最新機器が開発されて、ごく初期の乳がんでも正確に診断できるようになってきました。なので、乳がんが見つかっても、早期に発見できれば100%治すことができる時代になったんです。 だた素晴らしい機械があっても、自分で自分の乳房に関心を持たなければ意味がありません。30歳以上になったら自覚症状がなくても、積極的に検査を受けることが大切ですよね。乳がんをおそれるよりも自分のカラダを知らないことをおそれましょう! 婦人科の病気って、症状がかなりひどくなってから病院に駆け込む人が多いと思います。「痛い」「かゆい」は婦人科の病気を早い段階で発見する重要なサインです。少しでもおかしいなと感じたらほうっておいてはダメ!「もしかしたら・・・」と思ったら明日にでも婦人科へ行きましょう! |
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