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筆者からのお断り:一連のこのコラム内容はWeb上を飛び交っている伝聞情報等を中心に、自称「うんちくおじさん」が独断と偏見でまとめたものです。したがって学問的に正しいとは限りません。うんちく的エッセイみたいなものです。その点はご了承の上お読み・ご活用ください。したがって、たとえば検定試験等で不正解になっても責任はもてませんのでご承知おきください。m(__)m
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VOL.10 池と沼の違い+湖の違い
テレビのCMで娘がおじいちゃんに「池と沼の違いってなに?」と聞いたら、
おじいちゃんは「河童がいるかどうかだ」(河童が棲むのが沼だ)と答え、
信じられないと娘が馬鹿にして「もういいママに聞くわ」といい、今度はママに
聞くとこれまた、「河童がいるかどうかよ」とまったく同じ答えが返ってきて唖然とする。
NTTドコモのコマーシャルが実におもしろい。耳についてしょうがない。なぜか後を引く。
実際私が孫に聞かれたらなんと答えよう。
あのコマーシャルを聞いた子供が親やおじいちゃんに、「あれほんとう?」と聞き、
聞かれた親やおじいちゃんが回答に困っているシーンが目に浮かびます。
なんと答えたら良いか悩むでしょう。その悩みに答えるために、まずは大人の
答えを辞書やインターネットで緊急に調べてみた。これが簡単ではないのです。
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広辞苑第四版より
池: 地を掘って(人工的に)水をためた所。自然の土地のくぼみに水のたまった所。
湖と沼: 四方陸地に囲まれて、海とは直接連絡のない静止した水塊。
湖沼学では比較的深いものを湖、比較的浅いものを沼という。
三省堂 新明解 国語辞典 第三版より
池: 川の水を引いたりして、養魚・灌漑(カンガイ)・上水などにあてるくぼち。広義では、沼とほとんど同義。湖よりは小さく、沼よりは水が澄ん
でいるものを指すことが多い。
景観を増すために、庭の一部に水をたたえた所。
沼: 水が自然にたまった、どろの深い所。
湖: 回りを陸に囲まれて水をたたえた所(池・沼より大きくて、深い)。
大辞林によると
池: 地面にできたくぼみに水のたまったところ。普通、湖、沼より小さいものをいう。
沼: 一般に、水深5メートル以内の水域。水草が茂り、透明度が低い。湖との区別は明確でない。
湖: 周囲を陸地で囲まれたくぼ地で水をたたえた所。池や沼よりも大きく、沿岸植物が生育できない深い湖盆(5メートル以上)をもつもの。
このように少しずつ違っていてどれを採用しようか迷う。そこで他の情報も
調べた上で以下にまとめてみた。
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☆湖、沼、池、の共通点は周囲を陸地で囲まれ、直接海と連結のない静止した水溜まり
☆違いは単純には水溜りの大中小(湖>沼>池)かと思ったがそうでもない。それぞれに特徴がある
☆池は小さい、自然に出来た水溜りだけでなく、人工的につくったものという重要なキーワードもある。例えば、田畑の近くに作った溜め池や街の公園に作られボートがうかんでいたり、お屋敷間中に作られ鯉や金魚などを飼っている池もある。自然の池よりこちらのほうが多いかも。
☆沼は池より大きいが浅くて(水深5m以下)濁っていて、水辺の草(水沈植物)が真ん中どころまで茂っている。大体自然(森)の中にある。
☆湖は沼より大きくて深くて(水深5m以上)水は澄んでいて、真ん中どころに水沈植物は生えていない部分(湖盆=水深が深く夏には上のほうが温かい水、下は冷たい水の2層に分かれている)がある。
≪池の要件に人工的に作ったというのは大事ですね。
おじさんの田舎 香川県には溜池がたくさんある。夏は水不足になるので雨水を溜めておき田畑の水を確保するために人工的に掘った物です。
特に弘法大師が作ったといわれる満濃の池はちょっとした沼より深いし大きい。水道の水源にもなっており水も澄んでいる。
(夏の渇水期にも香川県の主水源である早明浦ダムは干上がってもこの池は長年干上がったことはない)
つまり大小、深浅だけでは区別出来ないよという反論ですね。≫
ところが人工的水溜りが池だけの特徴でもなくなった。
同じ人工的につくった水溜りでも後世に(土地を掘らないで)、ダムを作って川を堰き止めて出来た水溜りは本来なら池と呼ぶべきところを池とは言わないで人工の湖、人造湖と言うようになり湖にしてしまっている。
≪これで人工的が池の特性ではなくなり池と湖がある面で同格になってしまった。(^_^)
≫
○ここまで考察してくると
湖と池の違いは大きいか小さいかでよい。
湖と池の違いはおおまかなところ(海とはつながってない)水溜りの大小でいい
人工はかんけいなくなり、深い浅いは特に言わなくてもいい。(大きいのが大体深い)
沼はまた別物である。
沼には湖や池と違う特徴がある。だから3つを一度に比較するのは良くないことがわかった。
湖と沼、池と沼に分けて違いを見たほうがわかりやすい。
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☆大きいか小さいか→ 湖が沼より大きい
☆深いか浅いか→(5mが境)沼は概して浅い。だらだらっと浅い。
水深5m以下が沼、湖はそれ以上深い。専門的には湖の真中のほうに深い部分があり夏に水温成層(冷たい層と温かい水の層に分かれる)がある。
☆水辺の植物≪フサモ・クロモなどの沈水植物≫の生息具合→沼は真ん中のほうまで生えているが、湖は縁のほうだけしか生えてない(水深が深いところは生えない)
☆澄んでいるかにごっているか→沼は底がどろどろで、慨して濁っているが、湖は比較的澄んでいる
≪湖:大きい、深い(5m以上)、沈水植物土手周りだけ、澄んでいる。(人工のもある)
沼:小さい、浅い(5m以下)、沈水植物が真ん中まで、濁っている≫
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☆大きいか小さいかは強い差別項目ではないがまあ関係はある→おおむね沼のほうが大きいが例外もある
☆自然か人工かは強力な差別項目である→沼は森の中に自然に出来たものが多い。
池は人工ものも多いし自然の森の中ではなく田畑の近くや街中(公園や家の中)にもある
☆水辺の植物の多い少ない→沼は真ん中のほうまで沈水植物が生えているが池は土手の淵の所だけに生えていて真ん中のほうには生えてない
☆濁っているか澄んでいるか→沼は濁っていて池はそうでもない(泥沼という言葉はあるがドロ池はない(^_^))
≪沼は自然の宝庫で人里はなれた森の中にあり、神秘的で隠れるところもあり食べ物もたくさんある。いかにも伝説の生き物である河童がすめそうなのは沼である。池には隠れる場所もない。
だから池と沼の違いは「河童が(棲んで)いるかどうか」であるという答えは言い得て妙である。(このキャッチコピーはうまい)≫
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●余談:子供への回答
子供がさらになぜ?と突っ込んできたら、「池だと河童が隠れるところがないだろう」。
といって人工と自然の話などしてやれば良いでしょう。
子供の年齢によっては河童は伝説の動物だということも教えてやっても良いですね。
小さい子なら夢を壊さないようにまだそのことは言わないで、河童も息をするから息をするため浮かび上がってきたとき池だと隠れるところがなくて困るだろう?
だから河童は沼でないとすめないんだよ。
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