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◆ Vol.72 『キク三兄弟「聞くと聴くと訊く」の違いについて』 ◆“キク”ということ“キク”ということは一般的に3つの“キキ方”があります。 ★聴く(聽く):相手の話を良く聴き理解しようとする * 語源、意味 聖徳太子の聴き方がベースになっている。『耳を王様にして、十四の心を一つにして』集中して、色々な感性を研ぎ澄ませて、心で聴くことです。 注)旧い字の聽くの漢字をかなり大きく拡大してご覧下さい。左側は耳の下に王があり右のつくりは上から十四、一、心となっています。 ★聞く:自分の都合の良いことだけを聞く
* 意味 門構えの中に耳がある。つまり、聞きたくないことは聞かないということになる ★訊く:問い詰める * 意味 刑事の訊問でわかるように自分が聞き出したいことのみ相手から引き出すことになる。 ◆ここからはおじさんの三キク【聞く、聴く、訊く】談義です。 ウンチクと言うには恥ずかしいレベルで、思いつくまま羅列しました。 ★キク三兄弟のイメージ ☆聞くは軽い、広い、どんな場合でも、まんぜんと、しぜんと ☆聴くは重い、深い、狭い、特別な場合、独特のこだわり(思いと想いの違いと似ている、想いの場合が重い) ☆訊くは強い、怖い、特に狭い(警察とか裁判所、特定の場所場面) ★使われる頻度 聞く > 聴く > 訊く の順 ★聴くのこだわり ☆聞くは普通に耳で聞く、漫然と聞く、ひとりでに(きこえてくるものを)聞く等あまりこだわりがない。 ☆聴くは普通ではない次のようなこだわりがある(前につく形容詞に注目)
真剣に聴く、耳を清まして聴く、じっくりと聴く、集中して聴く、静かに聴く、相手の事を思って(思いやりを持って)聴く、ある目的を持って聴く。理解しながら聴く。
ベートーベンの運命を聴く。コンサートで○○さんの歌を聴く、演奏を聴く、講演を聴く、カウンセラーが患者の話を聴く・・・。 ★この表現はどうですか? ☆聞くは耳で聞き、 ☆聴くは心で聴く。 そして、 ☆訊くは口で訊き身体に訊く(訊問→身体に訊くとは目の動き汗の出方、身体の震えなどで答えを得る(うそ発見器等も)、さらに身体に訊くというと拷問を思い出しイヤですね) ★その他 ☆バックグラウンドミュージックを聞く、騒音を聞く→騒音を聴くとは言わないなあ。 ☆だけど川のせせらぎや小鳥のさえずりなど心地良いものは聴くというなあ。 ☆車の運転に際してもカーラジオを聞きながら運転してもいいが、聴きながら運転するのはいけない。 ☆営業などで必要とされているのは、お客様の話を良く聴くことです。都合のいいことだけ聞くとか上っ面だけ聞く聞き方では真の信頼は得られませんよね。 | ||